道草食っていこう

関ジャニ∞はいいぞオタク

倉橋ラジオありがとう

 

 

ニッポン放送、サタデーナイトスペシャル「大倉くんと高橋くん」が、終わる。

 

それを聞いたときの喪失感は半端じゃなかった。

 

このラジオで笑い、このラジオに救われ、このラジオで得たものが私にはたくさんある。

 

大倉くんのこんなとこが好き、優くんのこんなとこが良かった、この回が面白くて、私はラジオを聴いているときこう思ってた、そんな色んな話をしたいけど話すとキリがない。学校の帰りや犬の散歩中にタイムフリーで倉橋を聴いて、ひとり笑いを堪えて歩く夕暮れの景色はいつでも思い出しながら…みんなのツイートを見て共感するのが精一杯で。終わるのは寂しい。だけど、彼らが決めたことだから私は最後まで楽しみたい。

 

というわけで!倉橋ラジオの内容を振り返って感傷に浸るわけでもなく。

倉橋ラジオを聴くようになったおかげで出会ったものの話をしたいと思います。

 

倉橋のことは思いを馳せる度にポツポツ考えていこうと思う。本当は結構さみしい…

 

 

 

「大倉くんと高橋くん」に出会ったことで得たもの

 

その1.オードリー

 

「大倉くんと高橋くん」のあとの時間帯には、「オードリーのオールナイトニッポン」がある。倉橋を聴き始めてラジオを聴く習慣が出来てきた私は、なんとなくオードリーも聴いてみようかな?という気になった。元々お笑いが好きで、オードリーが準優勝したM-1グランプリ2008も内容を全て覚えるほど見倒していたが、数多くいる面白い芸人の一組としか思っていなかった。でも倉橋の次だし聴いてみよう、と。

 

 

今の私「好きな芸人ですか?あ、オードリーです………(照)」←シンプルにシャイ

 

 

毎回30分以上あるOPトーク(それはオープニングなのか?)、時事ネタを全スルーして変わったマネージャーの話をし、フィリピンパブの話をし、キン肉マンの話をし、驚く程にしょうもない下(シモ)ゲームにいそしみ、時には虚妄(いないはずの嫁が見える等)を垂れ流し…

40前後のこじらせた男ふたりの話を共感したりドン引いたりしながら、私は毎週聴き続けた。OPトークは必ず2回は聴いた。

 

私は立派なリトルトゥース(リスナーの名前)(ダサ…)になっていたのだ。

これ、ただ私の聴くラジオ番組が増えたとか言う話ではない。

オードリーが出たアメトーークのDVDを借りに行ったり、若林が出した本を読んだり、春日の結婚で感動して泣いたり、シャイな私が友達に「実はオードリー好きなんだよね…へへ…」とのたまったり、とにかく私の中で心の拠り所がひとつ、増えたのだ。

倉橋を聴いてラジオを好きにならなければなかった出会いだった。フィリピンパブを見る度に春日が頭に浮かんだりしないはずだった。

 

だから倉橋、ありがとう。

 

 

 

その2.日向坂46

 

オードリーが、けやき坂(現日向坂)の冠番組「ひらがな推し」のMCをつとめることとなった。

私は世代のAKBこそ好きだったし欅坂の曲は聴いたりしていたが、女性アイドルに詳しくはなかった。オードリーがMCをするといっても、女性アイドルメインでしょ?大勢なんて覚えられないし…と思っていた。だけど番組の感想をつぶやく人は、オードリーのファンでもけやき坂のファンでもいつも楽しそうだった。だから見てみよう、と。

 

 

今の私「好きな女性アイドルですか?あ、日向坂46です………(照)」

 

 

覚えれない!と思っていたが個性豊かですぐ覚えた。彼女たちは私が思っていたよりずっと、ハングリー精神が強かった。CDデビューしておらずいつも欅坂の妹グループとして燻っていた彼女らは、MCであるオードリーのフリに答え、自分からボケて、MCをイジり、MCを振り回し、上手く立ち回るよう努力し、バラエティに全力だった。「アイドルの自覚を持て!」と言われるほど全力で。

 

ほら………関ジャニ∞のオタクってそういうの好きじゃん………

 

彼女たちはドブ板を自分で捲って怒ったり泣いたり転んだりしながら勝ち上がっていくタイプのアイドルだった。(そして顔がかわいい)

CDデビューが決まり、新たに日向坂という名前をもらったとき、私は泣いたんですよ。ガラガラの握手会ブースも小さな会場のライブも経験してきた彼女たちが、キラキラの名前でキラキラした曲を歌いながら、オードリーおじさんと大喜利大会(ノリノリ)してるんですよ。泣くでしょ。

 

毎週番組を見て、何度もMVを見て、CDを買って、歌番組を録画して、ラジオを聴いて。自分が女性アイドルを推して、応援する日が来るなんて少し前までは思ってもみなかったんですよ。

 

だから倉橋、ありがとう。

 

https://youtu.be/7njC5lgL61c

最新曲かつ私が一番好きなシングル曲「ソンナコトナイヨ」

 

 

 

その3.Creepy Nuts

 

ラッパーのR-指定とDJ松永によるHIPHOPユニット、Creepy Nuts。知ってますかね?R-指定はZeebraさんと共に関ジャムに出て、丸ちゃんともラップセッションをしてた。

 

倉橋とオードリーのANNを聴くようになった私は、じゃ、他も聴いてみっか?という気分になった。そのとき、Creepy NutsHIPHOPユニットとしては珍しく、ANN0(ゼロ)のパーソナリティになっていた。Creepy NutsのDJ松永はリトルトゥース(ダサ…)(好き)で、若林との交流もあり、Creepyの2人がラジオゲストに来てたこともあったので知っていた。櫻井翔が好きなのでラップに興味はあったけれど、HIPHOPに教養はないので彼らの凄さ(3年連続日本一になっているラッパーと世界一のDJ)なぞ知るはずもなく。

喋れるっつったってラッパーとDJでしょ?どんなもんよ、と。

 

 

今の私「Creepy Nutsって知ってる?あ、知らない?HIPHOPユニットでさ、って言ってもききやすいよ、リリックもトラックも良いから聴いてみて!ラジオ?毎週面白いよ、聴く?じゃあリンク送るね」(照)(喋り倒しといて照れるな)

 

 

街中で首でリズムをとる女がいたら私だと思ってください。

 

ま〜、ラジオが面白かった。そしてイカチィ人間のためだけの音楽じゃない、HIPHOPは。Creepyの曲のどんなとこが好きと言い出すとまた長くなるから次の機会にするけれど、根暗な2人がモテたいけど女子に慣れてなくてこの手の話になると一気にモサくなってあーだらこーだら喋ってるのが心地よかった。あとすぐ設定コントに入る。ちゃんと回してボケを拾ってつっこむラッパーとボケたりクソ面倒くさい持論をご披露するDJが私にとってはツボだった。そのせいで涼しい顔で般若とかZeebraとか聴く人間になってしまった。

 

だから倉橋、ありがとう。

 

https://youtu.be/JEUOTHxL8Xw

自分たちがモサいのでゴーストヒップホッパーに徹することになってしまう「助演男優賞」、ジャニー喜多川みたいな名前の人出てきます。

 

 

 

 

その4.ヒプノシスマイク

 

私はヒプメエにも2次元にも全く興味がなかったが、あるとき「どついたれ本舗」なる新ディビジョンが生まれるとの一報があった。

 

「どついたれ本舗」??

 

「あゝオオサカdreamin'night」???

 

関ジャニ∞やん、と。

 

作詞作曲、Creepy Nutsやん、と。私が毎週ラジオ聴いてる人やん、と。

 

それで聴いてみた。

 

https://youtu.be/cB1e1wT8eJY

「あゝオオサカdreamin'night」

 

知らないとか好みとか吹き飛ぶくらい良かった。どついたれ本舗だけじゃない、他の曲も聴き漁った。ストーリー性もキャラクターの個性もどれも新鮮かつ面白みに溢れてた。1ヶ月も経つと私のプレイリストにはヒプノシスマイクが出した全ての曲が入っていた。

 

(ここらへんで今の私「」のくだりがめんどくさくなってやめる)

 

2次元のキャラクターを見て、初めてこの人が好きかな?あの人が好きかな?と考え、初めて推しに悩み、初めて声優とキャラクターを交互に見てこの人がこのキャラか…と思うなどした。ちなみにこの人たちもSpotifyでラジオをやっている。

どの曲も精巧に作られていて面白ったし声優さんのラップへのリスペクトや努力が感じられた。

だけどこれも、Creepy Nutsのラジオを聴いていなければ出会うことのないものだった。

 

だから倉橋、ありがとう。

 

https://youtu.be/kJ-SE6dhjAg

なんや大勢で楽しそうにバチバチしてる「ヒプノシスマイク -Division Battle Anthem-」、最初に出てくる人間がジャイアンの声優です。

 

 

 

 

他にも倉橋ラジオのおかげで出会った曲もたくさんある。書ききれないけれど。

あと私、高橋優くんに出会えて本当に良かった。たくさん救われた。この話もまたどこかでしたい。

とにかく、私はラジオ「大倉くんと高橋くん」を聴き始めたことで、初めて1番はこのコンビ!と言えるような芸人とラジオに出会って、初めて女性アイドルを応援して、初めてHIPHOPの文化に触れて、二次元の文化に触れて、それぞれの曲を毎日のように聴いた。

 

 

倉橋を聴いてなかったら出会うはずもなかったものたち。

ラジオは出会いの場だと思う。音しかない。声しか聞こえない。リスナーは耳を傾けるだけ。そんなメディアだから集中して聴けたし、そんなメディアだからこそ片手間でも聴けた。

 

ひとつのものから派生してたくさんの娯楽と心の拠り所が増えた。倉橋のおかげで私は享受するエンターテインメントの幅が広がって、本当に毎日楽しい。

 

 

 

1時間前に思い立って止まることなくバーッと書いたので、誤字脱字あるだろうし読みにくいと思う。本当は紹介したものの魅力ももっと伝えたいけど、とりあえず倉橋のおかげでたくさんの出会いがあったことを話したかった。

 

声でしか伝えられないから、本音が伝わる。それを知ったのは他でもなく「大倉くんと高橋くん」と出会ったからだった。

 

 

もう最終回だけど、きっと、ずっと、私が一番好きなラジオは「大倉くんと高橋くん」だと思う。たくさんの出会いと楽しさとふたりのおしゃべりを、ありがとう。

 

ラジオが大好き!

 

しがないラジオリスナーより